ガラパゴス化日本

「価値づくり経営の論理」 延岡健太郎著 を読む

ひさびさにビジネス関連の本です。 この本の著者の延岡先生には、今からちょうど10年前、会社の社内研修の講師として、数か月間にわたり指導をして頂いたことがあります。 当時の私は、まだイチ営業・マーケティング担当者として、自分の商品を自分の市場で…

「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」 妹尾堅一郎著

今日は真打ち登場です。 タイトルを見れば、どんなテーマについて書かれているのかがすぐわかる本です。1年前に出版されていますので、本屋では何度も見かけていたのですが、「知財」という絞られた切り口から書かかれている本なのかと思い、あまり興味が無…

「富士通・東芝 携帯事業統合」のニュース。携帯電話での海外展開はいまさら可能なのか?

先日の日経に、富士通と東芝が携帯事業を統合して事業強化、海外進出を図るという記事がありました。富士通・東芝側では、記事の内容を否定しているようです。 両社の携帯事業の統合が実現すれば、国内出荷シェアでシャープに次ぐ2位の携帯メーカーになる見…

「超ガラパゴス戦略」 芦辺洋司著 

昨日に引き続き、「ガラパゴス」つながりの本です。 数ヶ月前に買った本ですが、途中まで読んだまま放ったらかしになっていました。さらに、間違ってアマゾンで同じ本をもう1冊買ってしまいました。今日、やっと通しで読むことができました。 昨日書いた「…

「ガラパゴス化する日本」 吉川尚宏著 〜 勝つためにはゲームのルールを変える欧州企業

最近、「ガラパゴス化」という言葉はすっかり定着した感がありますが、つくづく今の日本の産業の状況を的確に表現した秀逸なネーミングだと思います。 家電業界においても、他人ごとではありません。 日本という市場、またそこに主軸を置いている日本企業、…

「日本「半導体」敗戦」 湯之上 隆著

一時は圧倒的に市場を押さえていた日本の半導体産業が、なぜここまで衰退したのか、について、前から興味があったので、読んでみました。 もともと私が素人目に考えていたのは、SAMSUNGなどの競合メーカーが、不況期にも戦略的に大型投資を行ったのに対し、…