読書日記

「ロシアトヨタ戦記」西谷公明著 を読む

この本、以前から気になっていたのですが、先日家にたまった本をブックオフに売りに行った際、中古本が売られているのを発見して買ってきました。ずっと積読になっていましたが、この三連休でやっと読んだ次第。 ビジネスの経験談の本は、たいてい自慢話か無…

ピエール=イヴ・ドンゼ著 「ラグジュアリー産業」を読む

最近読んだ本。「ラグジュアリー産業」。 日本では自動車や家電業界についての分析は多いものの、「ラグジュアリー」という業界がハイライトされることは少ないと思います。この本を読んで、フランスにおけるコングロマリット企業の急成長や、地域別のビジネ…

「シャルル・ドゴール」「アデナウアー」を読む

年末年始に読んだ本。 ドゴールの本を読んだら、それに関係してドイツ側の同時期の状況も知りたくなった次第。自分がいかに欧州の現代史を知らなかったかがあらためてわかりました(というよりもともと興味がなかったということなのですが)。 久々に子供の…

小林元著 「イタリア式ブランドビジネスの育て方」を読む

夏休み中にふと思い立って、10年以上前に読んだきり一度も本棚から取り出すことのなかったこの本「イタリア式ブランドビジネスの育て方」を読み返したのですが、あらためてこんな内容だったのか、と驚き。 世界で鼻息が荒いアメリカ型の「グローバリゼーショ…

山口周著「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」を読む

2年半前に読んだ本です。 ブラジルにいる間は、時間があればできるだけブラジルの情報を摂取したいと思い、あまり日本の本は読まずポルトガル語の記事と格闘していたのですが、日本に帰ってきてからは心置きなく日本の本を読み漁っています。 さて、この本…

延岡健太郎著 「アート思考のものづくり」を読む

「アート思考のものづくり」。 著者の延岡先生には、20年ほど前に会社の研修で数か月間指導をしてもらったことがあります。 当時のトピックは「擦り合わせ型」と「モジュール型」とか、「イノベーションのジレンマ」とかで、今まで経営なんてものをまるで考…

松崎隆司著 「ロッテを創った男 重光武雄論」を読む

21年に読んだ本です。 「ロッテ」と言えば、子供のころからお菓子のブランドとして馴染みが深かったのですが、戦後にゼロからできたばかりの新興メーカーだったのですね。1950年代~70年代の日本と、70年代~80年代の韓国でのロッテの事業の成長はすさまじい…

ジョンハースト著 「超訳 ヨーロッパの歴史」を読む

21年の夏休みに読んだ本。普段は仕事に関係するような本ばかりになっているのですが、折角の夏休みですので、普段読まないものをということで。 ヨーロッパの歴史に関する本はドイツ在住時代にいろいろ読んだのですが、もともと昔はヨーロッパにはてんで興味…

木村幹著「韓国愛憎」を読む

1年前に読んだ本です。 著者は、'66年生まれで学年は僕の1年上、韓国に絡み始めたのは90年なので、僕が留学していた1年後、ということで、ほぼ僕と同世代・同時代で、30年以上韓国を研究されてきた方です。僕は、仕事を始めて以来、中国・欧州・ブラジル等が…

リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー著 「No Rules」を読む

ちょうど1年前に読んだ本です。 Netflix創業社のリードヘイスティングと、エリンメイヤーの共著で、グローバルに急成長を遂げ躍進し続ける(僕もお世話になっている)Netflixが、試行錯誤しながら構築してきた独自の仕組みやカルチャーを紹介しています。エリ…

藤井保文著「アフターデジタル2 UXと自由」を読む

2年前の年末年始休みに熟読した本です。最近はUXとかDXとか、7年前に日本にいたときには全く耳にしなかった言葉が氾濫していてすっかり浦島太郎状態なので、いったいその思想や考え方は何なのかを理解したいと思っていたのですが、この本は大きな視点でそれ…

ブルネロ・クチネリ著 「人間主義的経営」を読む

このブログ、一時期集中的に書いていた時期があったのですが、その後いろいろ忙しくなり、もう10年近くも放置していました。最近iPad用のキーボードを買ったこともあり、また軽く書いて見ようと思います。まずは過去にFacebook等でたらたら書いていたことの…

「あの戦争は何だったのか」 保坂正康著 を読む

GWもあっと言う間に最終日。 明日からはまたバタバタの生活になりますので、久しぶりに重めのテーマについて書いてみます。 この本、宣伝用の帯に書かれていた塩野七生氏の推薦文、 「天国への道を知る最良の方法は地獄への道を探究することである、とマキ…

ローレンス・ヴァン・デル・ポスト著 「影の獄にて」を読む

先日、映画「戦場のメリークリスマス」をひさびさに観た話を書きましたが、ネットで検索してみると、この映画にも原作があったとのこと。 それが、ローレンス・ヴァン・デル・ポスト著「影の獄にて」です。 なんと映画の主人公であるローレンス氏が、このお…

「個を動かす 新浪剛史 ローソン作り直しの10年」 池田信太朗著 を読む

正月休みで時間ができたので、夏休み以来、久々にこのブログをアップデートします。 2010年〜11年ごろには、本を読むたびに、記録がてら感想文などを書きこんでいたのですが、昨年は職場の組織変更等で仕事の負担が増え、すっかりブログを書く時間がとれなく…

「グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる 」 倉本由香利著 を読む

待ちに待った夏休み、実に久々にブログ更新します。 前回書いたのは、GWでしたので、このペースだと次回はお正月休みでしょうか? ここのところあまりに忙しくて、家では本を読む気力すら無くしていたほどでした。ましてやプライベートで文章を書く気力・…

「中国人エリートは日本人をこう見る」 中島恵著 を読む

年初に会社の組織変更があり、それ以来あまりに仕事が多忙になり、このブログもずいぶんとほったらかしになっていたのですが、今日は久々に少し書いてみます。 「中国人エリートは日本人をこう見る」 Facebookで紹介されているのを見て読んだ本です。 文章は…

「父・金正日と私 金正男独占告白」五味洋治著 を読む

この本、ずいぶんと話題になっていて、AMAZONで注文しようとしたらしばらく売り切れになっていました。書店でも売り切れのところが多かったようです。何とか入手して、やっと休みになった今日、読んでみました。 金正男氏は、いままでたびたびマスコミに顔を…

「さよなら!僕のソニー」 立石泰則著 を読む

先週末に読んだ本です。近所の本屋で見つけて、週末の間に一気に読んでしまいました。 ソニーについては、今まで何度か、本を読んでは駄文を書いてきました。 「ソニー VS サムスン」 張世進著 http://d.hatena.ne.jp/santosh/20100405/1270483693 「されど…

「価値づくり経営の論理」 延岡健太郎著 を読む

ひさびさにビジネス関連の本です。 この本の著者の延岡先生には、今からちょうど10年前、会社の社内研修の講師として、数か月間にわたり指導をして頂いたことがあります。 当時の私は、まだイチ営業・マーケティング担当者として、自分の商品を自分の市場で…

「自販機の時代 "7兆円の売り子"を育てた男たちの話」 鈴木隆著 を読む

この本は、数年前に買って、途中まで読んだところで、ずっとそのままになっていました。昨日の夜、本棚にあったのをふと手にとって、もう一度最初から読み始めてみると、結構面白くて、一気に読み終えてしまいました。 「自動販売機」という、身の回りにあふ…

「池袋チャイナタウン」山下清海著 を読む

山下清海氏には、「東南アジアのチャイナタウン」という本があり、ずいぶん昔に読んだことがあります。今から20年以上前の学生時代、私は「地理学」専攻でしたので、同じ大学出身の大先輩として山下先生の名前と著書は目にしていました。 「東南アジアのチャ…

「名誉除隊 星条旗が色褪せて見えた日」 加藤喬著 を読む

かなりマニアックな本だと思います。 京都イオンモールの中にある書店で、「軍事」コーナーに置いてあったのを偶然見つけて買ってきました。 著者は、アメリカに留学し、学生時代からROTC(大学に通いながら軍人としての訓練を受ける幹部養成制度)とし…

「獄窓記」 山本譲司著 を読む

夏休みの旅行先で読もうと思い買った本でしたが、この週末ひさびさに時間が出来て、いっきに読むことができました。 結構たるい内容の本かと思っていたのですが、著者が刑務所に入ってから体験するさまざまな内容は非常に刺激的かつ衝撃的で、思わず引き込ま…

「朝鮮半島 201Z年」 鈴置高史著 を読む

数ヶ月前から本屋に並んでいて気になっていたのですが、このお盆に、アマゾンの中古本を買って読みました。 著者は、長年、日経の記者をされていて、87-92年にはソウルで特派員をされていたとのこと。ちょうど私がソウルに留学していたときに、すでに特…

「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」 加藤陽子著 を読む

お盆ですので、やはり戦争関係です。 ずいぶん前から、読もうと思っていた本です。 新品を買うのももったいなかったので、アマゾンの中古本が安くなるのを待っていたのですが、なかなか中古価格が下がってこないので、とうとう待ち切れず新品を買ってしまい…

「ソニー出身のコンサルタントが小さな陶器会社の売上を一年で二倍、利益を三倍にした話」 大塚文雄著 を読む

1年以上前に、大塚文雄、R・モース、日下公人 3氏の共著である「『見えない資産』の大国・日本」という本を紹介したことがあります。 http://d.hatena.ne.jp/santosh/20100328/1269802910 私なりに理解したところの、この本の主旨は以下のとおりでした。 「…

「ウズべック・クロアチア・ケララ紀行」 加藤周一著 を読んで、今さらながら社会主義について考えてみる

今では想像することも難しいですが、社会主義国が輝いて見えた50年代のお話です。 私は、人種的にも文化的にもアジアとヨーロッパ・中東のボーダーにある「中央アジア」というエリアに興味があり、かねてから一度ウズベキスタンへは行ってみたいと思っていま…

「街場の中国論」内田樹著 を読む

今日は昨日に続いて中国ネタです。新刊書コーナーでハイライトされていたので、買ってきた本です。著者の内田樹氏はずいぶん有名な方のようですが、今まで私の限られた視界には入っていませんでした。著者の略歴を読んで、やっと以前に読んだ「日本辺境論」…

「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか」 加藤嘉一著 を読む

「加藤嘉一」という名前には、日経ビジネスオンラインで連載を書いている人、という認識くらいしか持っていなかったのですが、先週末、この本が、「中国で最も有名な日本人がついに日本で書籍デビュー」という刺激的な宣伝コピーとともに、売りだされている…