2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「ドイツは過去とどう向き合ってきたか」 熊谷徹著

ここのところ日本の戦争責任について書いてきたのですが、日本の戦争責任の取りかたを評価するにあたって、いつも引き合いに出されるのはドイツの事例です。日本=悪い例、ドイツ=良い例、というのが今まで良く言われてきたことだと思います。 そこでドイツ…

「国防」 石破茂著

先日紹介した、田母神氏の論文に対する石破氏の的確なコメントに感心し、今度は石破氏の本を読んでみました。 石破氏が、防衛庁長官を退任後、政府の一員としての立場を離れ、より自由な立場から、一般の人を対象に、日本の防衛について書かれた本です。 私…

「自らの身は顧みず」 田母神俊雄著

一昔前に、ずいぶんと話題になった本ですが、今頃になって、中古本を買って読んでみました。 懸賞論文に応募し、最優秀賞を受賞した論文が巻末に掲載されています。本の内容は、基本的に、この論文に書かれた内容を、さらに肉づけして語ったものです。 巻末…

日本の「戦争責任」について考える

毎年、この時期になると、テレビでも戦争に関する番組が多くなり、自然と戦争について考えることが多くなります。ですが、夏休みが終わって仕事が始まれば、仕事に追われて、そんなことはすべて頭から飛んでしまうのが常です。そこで、今年は、昨日に引き続…

「歴史と外交 靖国・アジア・東京裁判」 東郷和彦著

8月になると、テレビに戦争関連の番組が多くなります。先日、近所の本屋に行ったら、本屋でも戦争モノコーナーができていて、普段目につかない本が平積みされていました。数冊買い込んできたうちの一冊がこの本です。 著者は、外務大臣を2度務め、極東軍事裁…

「いつまでも経済がわからない日本人」 三橋貴明著

新刊本として本屋で平積みされていたのを見つけて買ってきました。 三橋氏は、マクロ経済を、用語の解説から始まって、素人にもわかりやすく説明してくれます。特に、B/SやP/Lなど企業財務の用語や考え方を使ってマクロ経済を説明してくれるので、学校で基本…

「日本人が知らない『儲かる国』ニッポン」 ティム・クラーク&カール・ケイ著

あるブログで紹介されていたのを見て、アマゾンで中古本を購入しました。読むのがとぎれとぎれになってしまい、読み終わるまでに2〜3カ月かかりました。 外国人起業家の目で見た日本のサービス業という珍しいテーマで、かなりマイナーな本だと思います。 …

「防衛白書 竹島の記述で発表延期」のニュース

日本の防衛白書が、竹島の記述に関して、韓国に配慮して発表を延期したそうです。こっちをたてればあっちがたたず、というような状況の中、民主党政権が苦し紛れで対応していることがよくわかります。 しかしながら、竹島については、あくまで「日本の固有の…