2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ピエール=イヴ・ドンゼ著 「ラグジュアリー産業」を読む

最近読んだ本。「ラグジュアリー産業」。 日本では自動車や家電業界についての分析は多いものの、「ラグジュアリー」という業界がハイライトされることは少ないと思います。この本を読んで、フランスにおけるコングロマリット企業の急成長や、地域別のビジネ…

「シャルル・ドゴール」「アデナウアー」を読む

年末年始に読んだ本。 ドゴールの本を読んだら、それに関係してドイツ側の同時期の状況も知りたくなった次第。自分がいかに欧州の現代史を知らなかったかがあらためてわかりました(というよりもともと興味がなかったということなのですが)。 久々に子供の…

小林元著 「イタリア式ブランドビジネスの育て方」を読む

夏休み中にふと思い立って、10年以上前に読んだきり一度も本棚から取り出すことのなかったこの本「イタリア式ブランドビジネスの育て方」を読み返したのですが、あらためてこんな内容だったのか、と驚き。 世界で鼻息が荒いアメリカ型の「グローバリゼーショ…

山口周著「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」を読む

2年半前に読んだ本です。 ブラジルにいる間は、時間があればできるだけブラジルの情報を摂取したいと思い、あまり日本の本は読まずポルトガル語の記事と格闘していたのですが、日本に帰ってきてからは心置きなく日本の本を読み漁っています。 さて、この本…

延岡健太郎著 「アート思考のものづくり」を読む

「アート思考のものづくり」。 著者の延岡先生には、20年ほど前に会社の研修で数か月間指導をしてもらったことがあります。 当時のトピックは「擦り合わせ型」と「モジュール型」とか、「イノベーションのジレンマ」とかで、今まで経営なんてものをまるで考…

松崎隆司著 「ロッテを創った男 重光武雄論」を読む

21年に読んだ本です。 「ロッテ」と言えば、子供のころからお菓子のブランドとして馴染みが深かったのですが、戦後にゼロからできたばかりの新興メーカーだったのですね。1950年代~70年代の日本と、70年代~80年代の韓国でのロッテの事業の成長はすさまじい…

ジョンハースト著 「超訳 ヨーロッパの歴史」を読む

21年の夏休みに読んだ本。普段は仕事に関係するような本ばかりになっているのですが、折角の夏休みですので、普段読まないものをということで。 ヨーロッパの歴史に関する本はドイツ在住時代にいろいろ読んだのですが、もともと昔はヨーロッパにはてんで興味…

木村幹著「韓国愛憎」を読む

1年前に読んだ本です。 著者は、'66年生まれで学年は僕の1年上、韓国に絡み始めたのは90年なので、僕が留学していた1年後、ということで、ほぼ僕と同世代・同時代で、30年以上韓国を研究されてきた方です。僕は、仕事を始めて以来、中国・欧州・ブラジル等が…

リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー著 「No Rules」を読む

ちょうど1年前に読んだ本です。 Netflix創業社のリードヘイスティングと、エリンメイヤーの共著で、グローバルに急成長を遂げ躍進し続ける(僕もお世話になっている)Netflixが、試行錯誤しながら構築してきた独自の仕組みやカルチャーを紹介しています。エリ…

藤井保文著「アフターデジタル2 UXと自由」を読む

2年前の年末年始休みに熟読した本です。最近はUXとかDXとか、7年前に日本にいたときには全く耳にしなかった言葉が氾濫していてすっかり浦島太郎状態なので、いったいその思想や考え方は何なのかを理解したいと思っていたのですが、この本は大きな視点でそれ…

ブルネロ・クチネリ著 「人間主義的経営」を読む

このブログ、一時期集中的に書いていた時期があったのですが、その後いろいろ忙しくなり、もう10年近くも放置していました。最近iPad用のキーボードを買ったこともあり、また軽く書いて見ようと思います。まずは過去にFacebook等でたらたら書いていたことの…