21年の夏休みに読んだ本。
普段は仕事に関係するような本ばかりになっているのですが、折角の夏休みですので、普段読まないものをということで。
ヨーロッパの歴史に関する本はドイツ在住時代にいろいろ読んだのですが、もともと昔はヨーロッパにはてんで興味が無く、学生時代に世界史も取らなかったし、基礎知識がまるでなかったのと、歴史の出来事や登場人物が多く複雑すぎて、全体像がなかなか掴めませんでした。この本はまず60ページほどでヨーロッパの歴史を大きく語ってしまおうという意欲作?で、難しい本をなかなか読み続けられない歴史初心者の僕にはピッタリです。
ルネサンスの意義や、それを否定した科学革命、さらに啓蒙主義への流れ、それと相反する動きとしてのロマン主義など、今までバラバラと聞いていた内容が、かなり単純化したひとつのモデル-ストーリーの中に位置付けられており、この本を読んで初めてそういうことか!と腑に落ちたことが多くあります。世の中、まだまだ知らないことばかりです。