文明・文化論

山口周著「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」を読む

2年半前に読んだ本です。 ブラジルにいる間は、時間があればできるだけブラジルの情報を摂取したいと思い、あまり日本の本は読まずポルトガル語の記事と格闘していたのですが、日本に帰ってきてからは心置きなく日本の本を読み漁っています。 さて、この本…

ジョンハースト著 「超訳 ヨーロッパの歴史」を読む

21年の夏休みに読んだ本。普段は仕事に関係するような本ばかりになっているのですが、折角の夏休みですので、普段読まないものをということで。 ヨーロッパの歴史に関する本はドイツ在住時代にいろいろ読んだのですが、もともと昔はヨーロッパにはてんで興味…

リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー著 「No Rules」を読む

ちょうど1年前に読んだ本です。 Netflix創業社のリードヘイスティングと、エリンメイヤーの共著で、グローバルに急成長を遂げ躍進し続ける(僕もお世話になっている)Netflixが、試行錯誤しながら構築してきた独自の仕組みやカルチャーを紹介しています。エリ…

「たかじんのそこまで言って委員会」 日本と中国 国籍についての感覚の違い

前回の続きです。 日曜にテレビでやっていた「たかじんの反中で委員会」では、大陸出身で日本国籍の張景子さんと、台湾出身で最近日本に帰化した金美齢さんという、正反対の背景を持つ二人が、同じ場に揃って、まるで噛みあわない会話をするという、たいへん…

「『美の文明』をつくる−『力の文明』を超えて」 川勝平太著

6,7年前に、この著者の「文明の海洋史観」という本を読み、梅棹忠夫の「文明の生態史観」をさらに展開させている学者なんだろうと思っていました。この本は、そのあとに買った本なのですが、途中まで読んでそのままになっていました。 ところが先日、著者…