韓国関連

松崎隆司著 「ロッテを創った男 重光武雄論」を読む

21年に読んだ本です。 「ロッテ」と言えば、子供のころからお菓子のブランドとして馴染みが深かったのですが、戦後にゼロからできたばかりの新興メーカーだったのですね。1950年代~70年代の日本と、70年代~80年代の韓国でのロッテの事業の成長はすさまじい…

木村幹著「韓国愛憎」を読む

1年前に読んだ本です。 著者は、'66年生まれで学年は僕の1年上、韓国に絡み始めたのは90年なので、僕が留学していた1年後、ということで、ほぼ僕と同世代・同時代で、30年以上韓国を研究されてきた方です。僕は、仕事を始めて以来、中国・欧州・ブラジル等が…

「父・金正日と私 金正男独占告白」五味洋治著 を読む

この本、ずいぶんと話題になっていて、AMAZONで注文しようとしたらしばらく売り切れになっていました。書店でも売り切れのところが多かったようです。何とか入手して、やっと休みになった今日、読んでみました。 金正男氏は、いままでたびたびマスコミに顔を…

「朝鮮半島 201Z年」 鈴置高史著 を読む

数ヶ月前から本屋に並んでいて気になっていたのですが、このお盆に、アマゾンの中古本を買って読みました。 著者は、長年、日経の記者をされていて、87-92年にはソウルで特派員をされていたとのこと。ちょうど私がソウルに留学していたときに、すでに特…

「若き将軍の朝鮮戦争」白善菀著 を読む

GWの韓国旅行以来、すっかり韓国モードです。 週末の気分転換に、昔読んだ本をもう一度ひっぱりだして読んでみました。 白善菀(ペクソンヨプ)将軍は、朝鮮戦争で活躍した韓国の軍人です。私は、この本を読んで初めてその存在を知りました。日本では、朝…

「日韓インテリジェンス戦争」 町田貢著を読む

ここのところ韓国関連の本が続いています。 いつも出かける大阪ジュンク堂の新刊コーナーに並んでいた本です。昨日の夜にいっきに読みました。 著者は、天理の韓国語専攻から外務省に入省し、60年代初から50年あまり韓国・朝鮮を専門に扱ってきたという…

「韓国の徴兵制 兵役経験者が吐露した真実」 康煕奉著 を読んで、日本の徴兵制を考える

現代の日本にいるとその存在すら意識されることがないにもかかわらず、他国の若者にとっては決して忘れることが許されない重い存在、それが「徴兵制」でしょう。 著者は、「ヨンス」と「ソンウ」という二人の相反するキャラクターに生々しい体験談を語らせる…

「脱日する韓国」 澤田克己著 を読む

4年ほど前に買ったのですが、読むことがなくずっとそのままになっていた本です。今日、本棚にあるのを見つけ、あらためて読んでみました。 著者である澤田氏は、私がその昔、韓国に留学していた当時('89年)の友人です。大学3年次を終えてソウルに1年間…

金正南氏は反体制派か?

最近、金正恩氏が、TVに登場していますが、髪型や服装といい、おじいさんの金日成の生き写しのようです。おそらく、金正恩氏の後継者としての正当性を感じさせるために、あえてそういうイメージを作っているのでしょう。 その一方で、今日のニュースで、長…

「最強企業のつくり方」 金顕哲著

新刊本です。著者は、日本と韓国の両方で活躍する経営学者だそうです。最近、サムスンなど韓国企業の好業績が俄然注目を浴び、その秘密を知りたい、という欲求が高まっていますので、タイムリーに出版された本と言えましょう。 著者は、経営学の考え方や研究…

「防衛白書 竹島の記述で発表延期」のニュース

日本の防衛白書が、竹島の記述に関して、韓国に配慮して発表を延期したそうです。こっちをたてればあっちがたたず、というような状況の中、民主党政権が苦し紛れで対応していることがよくわかります。 しかしながら、竹島については、あくまで「日本の固有の…

日経ビジネスオンライン 「韓国企業に学ぶな!」 金美徳著

日経ビジネスオンラインに、面白い記事がありました。「コリアン・グローバル・カンパニー 〜韓国企業に学ぶな!」 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100527/214640/ タイトルを見ると、日本中、右も左も「韓国企業に学べ!」の大合唱になっ…

日経12月17日記事 「韓国企業 強さの秘密」 中

昨日に引き続いての特集記事です。 価格や、果敢な投資力だけではない、韓国ブランドの総合力について紹介されています。 サムスン電子が3月に発売した「LEDテレビ」は、液晶画面を照らす光源を蛍光管からLEDに切り替えた。画質と省電力性能が向上し、通常の…

日経12月16日記事 「韓国企業 強さの秘密」 上

今日の日経朝刊で、「韓国企業 強さの秘密」という特集記事が始まっています。 いつも紹介されるサムスンだけでなく、白物家電に強い「LG」も紹介されています。 「パナソニックには優れた環境技術があり、市場への浸透も早いだろう」と話すのは、白物家電…

Samsung冷蔵庫 世界で40万台リコールの影響は?

SAMSUNGのサイドバイサイド大型冷蔵庫の40万台リコールという件が話題になっています。 2009年11月28日、北京科技報は韓国サムスン電子製の冷蔵庫が中国でもリコールされる見通しだと報じた。 10月29日、サムスン電子は「ジペル」ブランドの冷蔵庫に爆発の…

「金正日は日本人だった」 佐藤守著

あまりに突拍子もないタイトルにつられ買った本です。 著者は自衛隊出身ということで、思わぬ視点が書かれているのかと期待したのですが、内容は、推論に推論を重ねているため信憑性を感じられず、最終的に著者の組み立てた「ストーリー」には、いまいちピン…

「竹島密約」 ロー・ダニエル著

この本は、竹島がどの国のものかという「領土問題」について語っているわけではなく、日韓国交正常化の交渉を中心に、両国間のやりとり・駆け引き、そしてそれを巡る当時の両国の世相について語っている本です。 「竹島」という、感情的に流されやすいセンシ…

「ブルー・オーシャン戦略」W・チャン・キム+レネ・モボルニュ著

今年の夏休みに読んで、いたく感心した本です。 数年前から、この本が本屋に平積みになっていたのは知っていたのですが、「血みどろの既存市場ではなく、未開拓な市場(ブルーオーシャン)を創造すべき」などという紹介文の字面だけを見て、「そんなの言われ…

김현철/9집 - TALK ABOUT LOVE Kim Hyun Chul

音楽のことについて書いてみます。音楽については、いくらでも書くことがあるのですが、今日はまず、最近聞いているCDのことから。 最近、週末の夜遅くに聞いているのが、韓国のミュージシャン 김현철 Kim Hyun Chul/ キム ヒョンチョルの「Talk about lov…

「本当はヤバイ!韓国経済」三橋貴明著

少し古い本ですが、今頃になって読みました。ずいぶん売れた本のようで、その後続編も出てシリーズ化されていますが、私はまるで興味がなく、視野に入っていませんでした。同じ「中小企業診断士」が書いた韓国経済の本、ということであらためて発見し、読ん…

「ある韓国外交官の戦後史」梁世勲著

こちらもこの1週間に読んだ本です。最近ずいぶん本を読んでいるなあと思います。近所のショッピングモールにある本屋さんで発見し、立ち読み(最近は椅子を置いている本屋さんが多いので、正しくは「座り読み」)していたのですが、途中まで読んで面白そう…